ジャコウアゲハは春型と夏型にわかれ、今回のは越冬して春に羽化する(今回は4月15)春型という事になります。5月くらいかとタカをくくっていたのに最近暖かかったせいか若干早い羽化です。
ジャコウアゲハの蛹

ジャコウアゲハの蛹は別名「螠虫」「お菊虫」と呼ばれ、播州皿屋敷に出てくるお菊(一枚〜〜二枚〜〜な幽霊)の呪いだと言われてたりします。
なんでかって言うと、蛹の形が着物を着た女の人が後ろ手に縛られているように見えるからだそうです。
首に縄までかかってるし、たしかにそう見えますね♪

羽化寸前で色もかなり黒っぽくなってます。こうなるとその日か近日中には羽化です。

本当は出てくる所を見たかったのですが、ちょっと気を抜いてる間に出てきてました。ちなみに羽化の時間帯はセミみたいに深夜とか決まってなくて、これはだいたい21時くらいでした。
羽化は本当に早く、出始めたら1分とかからず出ちゃうので気が緩めません。
よく蝶の口はストローというけど、実際は細長〜い大顎が合体してストロー状になっているので、羽化したてのタイミングでのみストローが2つに別れている所が見れます。これは必見。

翅を伸ばしている所です。ここで変なストレスや、床に落ちちゃったり等あると翅がクシャクシャのまま固まってしまうのでなるべくそっとしておきましょう。ちなみにガラスやプラケースだとツルツルすべってしまうので、布やザラザラした紙を掴めるように配置しておくのが良いと思います。
あと、羽化や脱皮は蝶に限らず昆虫や外骨格の生物にとって敵に教われたらひとたまりも無い最大の弱点なのでなるべくストレスを与えないように静かに見守りましょう。テンション上がっちゃうのはどこかにぶつけてください(笑)
近くに敵がいると蛹から出てこないなんて話しも聞きます。
蛹から出るとすぐに蛹の中にオシッコをするのですが、写真でも分かるように真っ赤です。
この血のような赤さもお菊の呪いだと昔の人が言っていた原因の一つかもしれませんね。

無事翅が広がり元気に部屋中を飛んでます♪♪。
素敵ですね〜〜〜〜
実は羽化の瞬間を見ようと徹夜で待機してたのにこの日記を書いてる最中に次の一羽が羽化してましてな朝7時。。。。。うぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっぶ