2011年12月01日

昆虫好き的アリエッティ考察


というわけで、今更ながら「借り暮らしのアリエッティ」見ました

ネタバレとかはしないので安心してください

とりあえず感想はと言うと・・ちょっと短い気がしましたまず、でも好きは好きです。
アリエッティは髪を下ろした時の方が可愛いですね黒ハート

作品では小人が人間の家にコッソリ住んでいて物をコソコソ借りる(返さないので盗みですが)その小人目線の話なので、音にかなりこだわっている印象でした。あとは水!!小さいポットでお茶を入れるので出す時に普通ならジャーっと出るところ、トプンと出るんですよ。確かにそうだなっと感じますね。ただ小さい人と大きな人の話で終わるのではなく、現象まで小さいとこうなる!って所の再現が素晴らしかったです。


・・・っとまぁわかりやすいこだわり所を褒めるのはこの辺で・・ここからは昆虫作家としての意見ですが・・・。ちょっと気になる所があります

劇中要所要所で昆虫が出てくるのですが、そこの描写に異議あり!

まずゴキブリ! ここではなんだかわからない棒で軽く追い払いますが、本当だったらかなり危険な生物との遭遇ですよね。むしろ家の中では彼らとの熾烈な生存争いが繰り広げられているはず。もしこの小人が滅びるとしたら確実に彼ら(もしくはネズミ)との生存競争に負けてでしょう。アリエッティの家にも借りてきた食べ物の備蓄があるのですから、ゴキブリな恰好の餌食ですよね。大群で押し寄せられ家の中は蹂躙、かなりの確率で捕食される事でしょうくわばらくはばら。

でもゴキブリでしょ??って声も聞こえますが、アリエッティたち小人は20cm程度、ゴキブリが6cmとすると犬くらいあります。。要するに野犬の群れが襲いかかってくるようなものですからコレは大惨事でしょう


次にアリ。ここでもアリエッティは砂糖に群がったアリをパッパと払いますが、かれらも相当危険でしょう。もし噛まれたらタダではすみません。しかも彼らは餌には容赦がありません。ここでもしアリエッティを餌として認識しようものなら囲まれて終わりです。もうちょっと気を付けてください


一番最初に出てくるバッタ。形からしておそらくキリギリスの仲間の幼虫ですが、彼らは雑食です。劇中ではかわいい感じにじゃれて来て葉っぱをちょびっとかじられる程度ですが。彼らは自分より大きな獲物を狩るくらい獰猛です。たいして空腹じゃなくてよかったです。

リアルに描いたら、そこまで大きくないにしろ「漂流教室の未来人」や「スプライトのレギオン」的な超危険生物です。

スプライト レギオン
スプライトのレギオンです。超怖いですよね


あ!!タヌキの描写は素晴らしいです!ゾッとしました



とまぁ昆虫をリアルに再現すると一気にパニックムービーになっちゃうのでやめといたんでしょう〜〜まぁ当然でしょうねw



posted by ハルヲ at 01:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
昆虫パニックムービー視点、笑いました。
さすが専門分野。
現象まで小さいとか気づかなかったわ・・。感心感心。
Posted by はるな at 2011年12月01日 09:53
コメントありがとうございます。

はるな様・・・
オサムシのオナラとかあの大きさで食らったら致命傷になりえる毒ガスだなぁ・・とか。ハネカクシとか触ったらかぶれじゃ済まないよなぁ〜など。小さくなったら危険がいっぱい!!って痛感しましたね。
作業は手伝ってほしいです。
Posted by ハルヲ at 2011年12月01日 20:06
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