2014年10月15日

樹脂と金属


っという事で
今回は先日竹谷隆之さん・山口隆さんとご飯一緒に食べた時の話しをします。
竹谷さん山口さんと言えばフィギュアファンなら誰でも知ってると思いますが、リボルテックタケヤ仏像シリーズですよね。
また、秋葉原の3331での個展で度肝を抜かれたのは記憶に新しいです。

で今回「リボタケ本」でも紹介されてる通り自在置物がリボルテックで出る事になったそうです。発売が楽しみですね♪原型の方少し前に見せていただきましたが顔の造形とかかなりかっこ良かったです。

お二人とも造形師として仏像や根付、今回の自在置物等を玩具として作りだす事についていつも気にしてるんだそうです。本場で制作している人間が嫌な思いをしてるんじゃないか、またはこんなものは偽物だ!と罵倒してくるのではないかと・・。
竹谷さんの口から「僕らの作っている物は偽物だから」という言葉が出てきた時切なくなりました。なぜなら竹谷さん自体が仏像や自在置物を商品として作る時にでも、竹谷さんからはそのモノへのリスペクトが物凄く感じられたからです。
ただ今流行ってるっぽいから作ろうではなく、自在置物ちょーカッケー!何これ作りたい!が根源というのは作り手として一番純粋だと再確認しました。

んであと話題に出ていたのが、ようは自在置物は金属等の素材で出来ているけれどソレを樹脂で作る事について本場の自在置物制作者としてはどう思っているのかと言う事です。
これはなかなか難しい問題なのですが、「自在置物」の定義っていうのが今のところ無いので、その定義が素材なのか、モチーフなのか、ギミックなのか、制作者なのか、制作年代なのか?議論が分かれる事になりそうです。
んで、タイトルにもあるように樹脂で自在置物って言うのがどうなのかと言う話なのですが、個人的にいえば樹脂もOKだと思います。(研究者の方がなんと言うかは知りませんw)
当時江戸末期、甲冑職人である明珍が鉄の自在置物を生み出し彫金職人の好山が貴金属の自在置物を開発しました。その後明治時代に木の自在置物が穐山竹林斎によって作り出され、他にも象牙の自在置物やべっ甲の自在置物が作りだされました。
今平成の世でも金属の自在置物を自分は作り、木の自在置物が現れ、今だからこそ使える樹脂と言う素材を使って自在置物が現れると言うのはまさに自在置物を象徴する出来事のようにさえ思います。


posted by ハルヲ at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記